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セントラルシュノーケルで泳ぎは改善できる

2019 10/04
2019年10月4日


Simon Griffiths, OutdoorSwimmer.com

セントラルシュノーケルとは、水泳トレーニングツールとして開発されたものだ。頭の向きを変えて息継ぎせずに済ませることで、水泳技術の他の面に集中することを目的としている。ダイバーが使うサイドシュノーケルのように腕の動きを妨げる可能性があるものは、壁からの速いプッシュオフにうまく対処できないが、セントラルシュノーケルであればそれが無いのだ。

トレーニングツールとしては良い感じに聞こえるにも関わらず、私個人的には今まであまり好きではなかった。シュノーケルで泳ぐと、息苦しさや閉塞感があったからだ。私が以前試したときは、毎回すぐにやめていたものだ。ただただ好きになれなかったのだ。しかし最近になって、オープンウォーターで泳ぐ際に方向確認などで頻繁に頭を動かすせいなのか、首に痛みを持つようになり、シュノーケルの活用なしにはクロールができなくなったのだ。そこでこの便利なシュノーケルの価値を改めて認識できるようになった。とはいえ、必要に迫られていない中でもシュノーケルを使うということの価値とは何だろう?

対称性を改善する

バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎはすべて対称の動きで泳ぐ。しかしクロールの場合、左右どちらか一方だけを向いて息継ぎをするとなると、非対称になる。片側だけで息継ぎをする習慣は、ストロークにおける他の部分においても不均衡を引き起こす可能性があるのだ。左右どちらかに偏って体が回転したり、左右の手の動きは異なる軌道を描いているかもしれない。そこでシュノーケルを使用し、頭を回転せずに息継ぎをすれば、クロールの対称性を改善することが可能になるわけだ。

キャッチを改善する

クロールの最初の部分は「キャッチ」と呼ばれ、その後のストロークにおける手と腕の型はこのキャッチで決まる。だからこそ、正しく行うことが重要なのだ。シュノーケルの活用によって、息継ぎに意識を向ける必要を無くせば、キャッチに集中して改善することができる。

バランスを改善する

多くの人は、クロールのときは、頭を回すだけでなく持ち上げて息継ぎをする。また、中にはその代わりに、もしくはそれに加えて、水面で頭を必要以上に高い位置で保つ人もいる。これらの習慣はいずれも足の位置を沈める原因になり得る。シュノーケルで泳ぐことで、息継ぎを気にせずに、頭の位置を調整して、水中でのバランスを整えることができるのだ。

アラインメントを改善する

腰がぶれるなどの横方向の動きは、水泳においては無駄なエネルギー消費となる。腕がセンターラインを越えてしまったり、余分な頭の動きなどのせいでその横ブレが起こっている可能性が考えられるが、シュノーケルで泳げば身体を直線上に整えることに集中できる。

リラクゼーションとマインドフルネス

シュノーケルで呼吸をすると、肺炎にかかったダースベーダーのような音がするのは事実だ。しかし、息継ぎに必要な通常の動きを取り除いて泳ぐにつれて、集中力は高まり、よりリラックスできるようになる。シュノーケルで泳ぐことでスピードダウンすることも、リラックスにつながるのだ。

オープンウォーターでセントラルシュノーケルを活用しても良いけれど、方向確認だけは忘れずに。

シュノーケルで泳ぐには

プール以外でシュノーケルを使って泳ぐこともできるが、プールで使うのが一番簡単だ。プールの底に黒い線を描き、 “T”をつければいつターンすべきなのかわかる。オープンウォーターでは周囲のチェックや方向確認のために頭を水面に出す必要があるため、メリットが減るのだ。残念ながら、すべてのプールでシュノーケルの使用が許可されているわけではないため、マスターやトライアスロンのクラブセッションに参加する必要が出てくるかもしれない。

シュノーケルで泳ぐのに慣れるまでは数セッションかかると思ってほしい。混乱もあるだろうし、どれだけ息継ぎの際に得られる視覚的情報に頼っているか、なかなか気づけないかもしれない。プール底の黒い線とTを信じられるようになってほしい。慣れるまではシュノーケルに水が入るとパニックになるかもしれないが、吹き飛ばすことにも慣れるだろう。

普段ノーズクリップを使わないという人も、使用することがおススメだ。通常はおそらく鼻から息を吹き出すと思うが、シュノーケルを使うときにはマウスピースを通って呼吸するため、鼻から吹き出すのを止めなければならない。これが少し不快に感じるかもしれない。そして、タンブルターンをしたい場合は、ノーズクリップのおかげで水上に浮上するまで息を止めて、肺に十分な空気を溜められるため、シュノーケル内に入った水をしっかりと吹き出すことができる。

はじめはゆっくりと。ウォームアップでシュノーケルを使うのは良い考えだと思う。私はプールの端まで自分が何ストロークかかるか数えるのも気に入っている。水泳セッションのメインメニューでは、通常よりも水泳時間と休息時間を調整する必要があるかもしれない。私はシュノーケルで泳ぐと十分に空気を取り込めないようで、あまり強くプッシュできないことに気づいたので、シュノーケルなしのときよりもゆっくり泳ぐようにしている。

顔、顎、首の力を抜いて。息継ぎのために首を回さずに済むことで、ニュートラルで心地よい位置に頭を置いて、首をリラックスさせて泳ぐ練習ができるのだ。自分の泳ぎにおいていくつか集中して取り組みたいことをピックアップして、一回に一つ、集中してある程度の長さをかけてから、次に進んでほしい。自分の体の位置、アライメント、腕の軌道に意識を向けて。どんな気づきがあるだろう?

たまにはシュノーケルを外して休憩しよう。しかし、通常のクロールに戻ってはいけない。代わりに他のストロークを試してみて、それからシュノーケルのクロールに戻るように。

セッションの最後には、とうとうシュノーケルなしで、通常のクロールを数回泳ぐ。シュノーケルで泳ぎを遠して習得したことを思い出して、シュノーケルなしで泳ぐときにも同じリラックスした気持ちよさを再現してほしい。

他のトレーニングツールと同様、シュノーケルに依存しないように気を付けて(他の人にプルブイだと思われてしまうかも)。クロールのテクニックを改良・改善するという目的を明確に持ち、タイミングを計って活用しよう。

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